良い酒造りは米を洗うことから始まります。米を洗い、蒸し、じっくり寝かせて良質の酒は造られていきます。
そんな、こだわりの酒の製造法を紹介しましょう。

(資料提供:松本酒造株式会社)


日本酒の製造工程 1洗米
洗米の画像01

「洗米は第二の精米である。」という考えのもとに考案されたシャワー付高精白米洗米機(左)では、回転によって米に衝撃を与えずに洗米し、シャワー状に注がれる水で十分に米をすすぐために、糠の臭いや濁った水が残りません。

 

洗米の画像02

 

この洗米機は1時間あたり2トンもの米を速やかに処理することができます。全ての米が吟醸と同じ制御をしています。


2浸漬浸漬の画像

洗米後、米はサナ板付浸漬米タンク(右)に送られます。その時間はおよそ1分。この短い時間の間に、バキュームによって米の表面 に残っている余分な水分を取ります。このことによって浸漬時の米の吸水差をなくして一定にすることができます。
この浸漬タンクは短時間で水張り・水切りを行うことができます。米の吸水は精米の割合や水の温度によって変わりますが、杜氏の永年にわたる経験を活かし、正確な制御をすることによって、米や水、環境に合わせたきめ細かな作業を行うことができます。

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